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イタリアの金属労働者がストライキ

イタリアの金属労働者は12月2日、賃上げと新しい全国労働協約の要求を掲げてストライキを実施する。


イタリア:
イタリアの金属労働者は、賃上げと雇用保障と新しい全国労働協約を求めて、12月2日にローマでゼネストと全国規模のデモを実施する。
 全国労働協約は1年近く前に失効し、全国使用団体は月70ユーロ以下の賃上げを提示し続けている。
 IMF加盟組織のFIMとFIOM、UILMが組織化する金属労働者は、購買力を回復・保護するために1カ月当たり105ユーロの賃上げを要求。さらに労働側は、向こう4年間に行われる企業レベル賃金交渉に、すべての労働者への個別報酬25ユーロを再び盛り込むよう求めている。
 イタリアの金属労組は、不安定な雇用を減らし、より安定した労使関係を可能にする労働市場の規制も要求している。
 金属労働者は以下の要求を掲げてストを実施している。
●全国労働協約
●労働条件について交渉する権利
●適正賃金
●労働者の尊重
●不安定な雇用や失業などの危機をもたらす産業モデルへの反対


[2005年11月28日]