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インドネシアでレイオフされたエレクトロニクス労働者が雇用を求めて闘争

RFハイテックの労働者は、会社側が組合と協議せずにインドネシアの低賃金地域への配置転換を決定したあと、雇用と権利を求めて闘っている。


インドネシア:
インドネシアで数百人の女性労働者が、ボゴール県チトウルップ(Citeureup)地区カランガンにあるエレクトロニクス工場の閉鎖を受けて、自らの雇用と権利を守るために闘っている。韓国系エレクトロニクス企業のRFハイテック・インドネシアは12月30日、組合との協議・交渉なしに、つまりインドネシアの労働法に違反して同工場を閉鎖した。
 労働者は最小限の解職手当だけを受け取って退職するよう強制されている。これは配置転換に関するインドネシア労働法に違反している。このボゴールからチアンジュールへの配置転換は純粋に利益を動機としており、法に基づく労働者の諸権利が無視されている。同社が全労働者を切り捨てて低賃金地域に配置転換したのは、今回が初めてではない。この工場は1996年にタングランからボゴールに移転され、労働者も同様に見捨てられたのである。
 IMFは同社に書簡を送り、以下のとおり要求した。
●RFハイテック工場をボゴールに残すこと。
●労働者を常勤従業員として雇用すること。
●配置転換を実施する場合は、関連するインドネシア労働法に基づく労働者のすべての権利を尊重すること。


[2006年1月20日]