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トヨタ労働者が団結

フィリピンで解雇されたトヨタ労働者124人の復職を求めて労働組合が団結した。


フィリピン:
3月16日にマニラで開かれた緊急会議で、世界中の主要製造拠点数カ所から集まったトヨタ労組代表が、フィリピンで解雇されたトヨタ労働者124人の復職を求めて共闘することについて合意した。

 この会議で、日本、タイ、オーストラリア、南アフリカ共和国、イギリスから参加した組合代表は、トヨタ経営陣との紛争についてトヨタ自動車フィリピン労働者組合(TMPCWA)から概要説明を受けた。会社側が組合の要求に応じなかった場合の共同行動についても議論した。

 翌日、TMPCWAはIMF代表の支援を受け、IMF代表とともにトヨタ経営陣と会談し、復職要求を繰り返した。同社は「会社として再度検討し、3月中にTMPCWAに結果を伝える」と述べた。

 会社側の対応によっては、3月末までに当事者間でさらに会合が開かれる予定だ。

[2006年3月21日]