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IMF、エストニアの新法に抗議

IMFは加盟組織に書簡を送り、エストニアの労働組合権を厳しく制限する法案に反対する組合の闘いへの支援を求めた。


エストニア:
IMFは加盟組織に書簡を送り、エストニアの組合を支援し、政府が提案した従業員代表法案に抗議するよう要請した。
 この法律が採択されれば、企業レベルで労働組合と職場委員の立場が大幅に弱められ、最終的にはエストニアの労働基準が低下することになるだろう。
 国際労働機関(ILO)は、同法が提案する制度を「実際に、企業レベルにおける労働組合の立場に深刻な影響を与えるおそれがあり、したがって従業員代表法は、結社の自由に関する条約に違反することになるかもしれない」と説明した。
 エストニアの社会問題相は、同国が批准した結社の自由に関するILO条約第98号に違反する可能性があるというこの通知をILOから受けていながら、法案を修正しない意向を表明した。
 「IMFを代表し、私は皆さんに、エストニアの同志に連帯支援を提供し、エストニア政府に抗議書簡を送って組合に対する態度を非難するとともに、エストニア金属労組に連帯書簡を送り、エストニアの労働組合権と社会的パートナーシップ制度全体に対するこの露骨な攻撃に対抗するようお願いします」と、マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は述べた。
 エストニアの労働組合は、5月25日に社会問題省前で抗議行動を実施する予定だ。IMF加盟組織は、その行動を支持して抗議書簡を送るよう求められている。

抗議書簡は下記まで:

アンドルス・アンシプ首相
Eメール:riigikantselei@riigikantselei.ee
ファックス:+ 372-693-5554

ジャーク・アーブ社会問題相
Eメール:info@sm.ee
ファックス:+ 372-699-2209

マイ・トレイアル議会社会委員会委員長
Eメール:sotsiaalkom@riigikogu.ee

下記宛にコピーを送付してください:

エストニア金属労組
Eメール:endels@hot.ee
ファックス:+372 64 81 719
IMF Eメール:info@imfmetal.org ファックス:+41 22 308 50 55

[2006年5月23日]