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ダイムラークライスラー、北米で人員削減

クライスラーのリストラ発表を受けて、関連組合は組合員を守るために闘うと誓った。


北米:
ダイムラークライスラー(DC)社の米国事業部門であるクライスラー・グループは2月14日、北米で労働者の16%に相当する1万3,000人分の雇用を削減すると発表した。
ロン・ゲッテルフィンガー全米自動車労組(UAW)会長は、この削減について次のように語った。「DCによる今回の措置は、何千人もの労働者とその家族、地域社会にとって衝撃的なニュースだ。クライスラー・グループの最近の赤字はUAW組合員のせいではないにもかかわらず、発表された削減で苦労するのは組合員だ」
UAW、カナダ自動車労組(CAW)およびDC監督委員会のIGメタル従業員代表の共同声明で、関連組合は会社側に対し、雇用保障を重視する持続的成長戦略を要求した。
組合側は、「労働協約を尊重し、労働者とその家族のニーズを考慮に入れた社会的責任のある削減プログラムに基づき、人員整理を実施する」ことも要求した
DC監督委員会の従業員代表も、社会的責任のある人員削減プログラムを支援するために必要な資金の供給を承認した、と述べた。

[2007年2月19日]