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トルコのコルマン・クーゲル労働者が一斉に組合加入

ビルレシク・メタル・イスは同社に対し、組合を承認して団体交渉を実施するよう要求している。


トルコ:メルシンにある合弁事業コルマン・クーゲル・トレーラー・サナイで、労働者の大多数が組合を結成した。IMF加盟組織ビルレシク・メタル・イスは3月23日、トルコの労働大臣に正式に登録を申請した。

コルマン・クーゲル工場で働く190人の労働者は、一般貨物輸送用のセミトレーラーを製造している。同社の国内顧客にはダイムラークライスラーが含まれている。クーゲル・ファールツォイクベルケは、セミトレーラーの開発・生産でヨーロッパ有数の主要メーカーである。

トルコでは、労働者が自ら選んだ組合を結成し、加入する権利を行使すれば解雇されることが多いが、今までのところ解雇は実施されていない。しかし、活動的な組合員10人が「管理休暇」とされ、経営陣が組合に圧力をかけ続けている。

IMFは加盟組織と協議しながら密接に状況を監視し、コルマン・クーゲル・トレーラー・サナイの組合が登録・承認され、すべての労働者・労働組合の権利が完全に尊重されるよう確保すべく努めている。

[2007年3月29日]