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中国の多国籍事業に労働組合なし

IMFがアジア・モニター・リソース・センターに委託した新研究が今日発表され、中国の外資系工場で働く労働者が労働組合をほとんど理解していないことが明らかになった。


全世界:本日発表された中国の労働関係に関する研究によると、中国の外資系工場での研究の一環として調査した大多数の労働者が、労働組合とは何かをほとんど理解しておらず、組合が労働者の利益を代表できるということを認識していない。

この研究により、外資系金属部門工場の労働条件は中国の平均的な工場の労働条件を上回っているが、工会があるのは調査対象工場の3分の1にすぎないことも分かった。

世界貿易機関の政策と自由貿易協定の結果、世界中の金属労働者がたびたび直接・間接に中国と競争する羽目になっている。だが、中国の労働者の権利と人権は国際基準を満たしておらず、自主労働組合は依然違法とされている。

IMFは現状を調査するため、中国の金属部門多国籍企業における労使関係と労働条件に関する研究を委託した。

この調査では、ダイムラークライスラー、現代、フォルクスワーゲン、トヨタ、ノキア、デルファイ、ボッシュ、ゼネラル・エレクトリック、エレクトロラックス、パナソニック、フレクストロニクスをはじめ、27の外資系工場の労働条件を調べた。

「自主労働組合が依然違法とされ、外国資本と多国籍企業がますます中国に進出している中で、中国における労働者の権利を改善するために一層の行動を取ることが急務となっている」と、マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は述べた。

この研究は、IMFの委託を受けた香港のアジア・モニター・リソース・センターが実施した。

報告書は英語版(フランス語版、スペイン語版、ドイツ語版も続いて発行予定)が右記のIMFウェブサイトに掲載されている:www.imfmetal.org/chinareport

[2007年5月15日]