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反組合的な新労働法の広告でコクリア紛争を強調

11月の期限が迫る中、組合代表を求めて闘うコクリア労働者が新しいテレビ広告でスポットライトを浴びている。


オーストラリア:オーストラリア・シドニーで組合代表権を求めて闘うコクリア労働者は、最新のテレビ広告で実情を訴え、政府の反組合的な労働法が労働者に及ぼす壊滅的な影響を強調している。

この広告はオーストラリア労働組合協議会(ACTU)が制作し、10月14日にテレビ番組「Meet the Press」の前に初めて流され、翌日からニューサウスウェールズ州の大都市圏で放映が始まった。

「会社は私たちに個別契約を要求しているが、私たちは組合に代表してほしい」と、コクリア労働者の1人がカメラに向かって言う。「個別契約が嫌なら職場に来なくていいと言われた」

過去10年間、最先端の聴覚機器を製造する260人のコクリア労働者はオーストラリア製造労組によって代表されてきた。今年、コクリア社は組合つぶし活動を開始し、オーストラリアの不公正な職場関連法を利用して、労働組合が関与しない協約を従業員に押しつけようとする動きに出た。労働側は、これらの条件を繰り返し拒絶している。この不公正な労働条件は11月6日に実施される予定である。

「法律のせいで選択権を奪われた」と、あるコクリア労働者は30秒の広告で付け加える。

IMFとPSIは、コクリア労働者とAMWUによって代表される労働者の権利とを支持して国際キャンペーンを開始した。このキャンペーンの詳細については下記サイトを参照:www.imfmetal.org/ListenUpCochlear

[2007年10月16日]