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フセボロジスクのフォード労働者がスト中断

ロシアのフォード・フセボロジスク工場でスト中の労働者は、経営側が本格的な交渉プロセスの開始に同意したことを受けて、無期限ストの中断を票決した。


ロシア:フォード・フセボロジスクの労働組合委員会は12月14日、ストを中断して賃上げと労働条件をめぐる本格的な交渉を開始するために、労働側が打ち出した多くの要求について経営側と合意に達した。スト参加者は、労働組合委員会が、経営側と合意したスケジュールに従って2007年12月17日から2008年2月1日まで交渉を進めるという決定に賛成票を投じた。8回の会合が予定されている。賃金その他の事項について合意に達しなければ、スト再開の可能性もある。

経営側は、スト参加者に懲罰・懲戒処分を加えないことも約束した。労使双方は、「経営側は平和的かつ生産的に交渉を行うつもりだ」、「労働者の要求に応じることが合意に不可欠であり、しかるべく対処する」と言明している。一時的な休止時間に対する補償金のタイムリーな支払いと、技能等級引き上げ請求の通常どおりの処理について合意に達した。

IMFと加盟組織はフォード・フセボロジスクの労働者を支援しており、公正かつ公平な労働協約を求める闘いにおいて引き続き連帯を表明する。

[2007年12月18日]