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サルバドルでIMF執行委員会開く

ブラジルの古都サルバドルにIMF代議員が集まり、IMFの重要課題について議論した。


ブラジル:IMF執行委員は、11月27日にバイア州の州都サルバドルでIMFの未来について討議し、資源配分をめぐる議論のための勧告を作成した。

代議員は、ジュネーブのIMF書記局が2007年に計画・実施した作業と活動に関する最新情報を受け取り、会計監査報告と2008年度予算案を承認した。

2008年活動プログラムをめぐって活発な議論が交わされた。新しい報告・計画方法を取り上げ、提案された活動をより詳しく概説するとともに、プログラムの戦略的重要性に関する情報を提供した。「採用された新しい報告方法は、より詳細な情報に基づいてIMF資源に関する決定を下すうえで大いに役立つ」という点で、IMF執行委員の意見が一致した。

執行委員は、これまで1つのIMF加盟組織の一部であったベルギーの労働組合2団体、ベルギー一般労連(Algemen Belgisch Vakverbond、ABVV)とワロニー・ブリュッセル金属・冶金労組(Metaal and Metallurgistes Walonie-Bruxelles、MMB)の加盟を検討・承認した。ロシアの労働組合、地域間自動車労組(ITUA)がロシアで8番目のIMF加盟組合になった。メキシコの労働組合、メキシコ共和国金属・自動車部品・関連産業進歩主義労組(Sindicato Progresista de Obreros y Empleados de la Industria de la Extracion、Fundicion y Fabricacion de Metales、del Hierro、Autopartes、sus Similares y Derivados de la Republicana Mexicana)も加盟を承認された。どの組合も全会一致でIMF加盟を歓迎された。

代議員は退任するブライアン・フレドリクスの後任として、フェルナンド・ロペスを全会一致で新しい書記次長に指名した。また執行委員会は、退任したキェル・ビョルンダーレンに代わって、ステファン・ロフベンを全会一致で新しいIMF執行・財政委員に指名した。

グローバル・ユニオン・フェデレーションと国際労働組合運動の未来とに関するIMFウィーン大会の決議に関連して書記局が作成した文書をめぐり、長時間にわたって議論した。

ユルゲン・ペータースIMF会長が、6地域の代表から成る新しい拡大財政委員会を設置し、多くの問題についてIMFの現在の手法を見直すことを提案した。これらの問題には、中・長期の収入見通し、支出構造、外部資金プロジェクト、内部組織機構の分析、現行組織機構・作業方法の分析、資源の配分、主要GUFとの将来の協力関係が含まれる。

[2007年11月28日]