IMFニュース・ブリーフス
トルコの自動車部品会社で権利侵害

ボザールの労働者は、会社が支援する組合に加入するよう圧力をかけられている。
トルコ:2年前に組合代表を求めて懸命に闘ったボザール・ミマイサンのビルレシク・メタル・イス組合員が、再び現地経営陣に攻撃されている。経営側は労働者に圧力をかけ、現在の組合を脱退して会社が支援する組合、トルコ・メタルに加入させようとしている。

IMF加盟組織ビルレシク・メタル・イスからの報告によると、工場の現地経営陣は過去3カ月にわたって労働者に嫌がらせをし、ビルレシク・メタル・イスを脱退してトルコ・メタルに加入するよう強要している。ビルレシク・メタル・イス組合員は1月に工場を占拠し、この嫌がらせに抗議するとともに、自分で選んだ組合によって代表される権利などの基本的権利を擁護した。3月22日にイスタンブールでビルレシク・メタル・イスとボザール・グループ人事部が協議したが、これらの侵害を解決するには至らなかった。

ここ数日、トルコ・メタルは工場前にバスを何台か配置し、さらに労働者を威嚇しようとしている。トルコの法律では、組合は2年ごとに認可を求めなければならない。現地経営陣が、4月5日に予定されているビルレシク・メタル・イスの再認可を妨害するために威嚇戦術を利用していることは明白である。

「現地経営陣の行動は、トルコの法律とトルコが批准した国際労働機関条約第87号によって保証された、労働者の結社の自由に対する権利を直接侵害しています」と、マルチェロ・マレンタッキIMF書記長はボザール経営陣への書簡で述べた。「御社は国連グローバル・コンパクトの署名者として、自社工場の労働者に、脅迫や報復を受けずに自分で選んだ組合によって代表される権利を与えることを約束しています」

自動車部品メーカーのボザール・ミマイサンは、主要自動車会社に部品を供給している。これらの自動車会社の多くがIMFと協約を締結しており、労働者・労働組合の権利を十分に尊重するとともに、自社およびサプライヤーの事業で一定水準の安全な労働条件を確保することを約束している。

IMFは加盟組織に対し、ビルレシク・メタル・イスに連帯書簡を送り、ボザール経営陣に対して組合の懸念を表明するよう求めている。

ビルレシク・メタル・イス宛:
●メールで:gaye@birlesikmetal.org

ボザール経営陣宛:
●ボザール・グループ人事部のミシェル・ヘールツにメールで:
michel.geerts@eur.bosal.com
●ボザール・ミマイサン社にメールで:bmt@eur.bosal.com

ボザール・ミマイサン労働者のために実施したすべての行動について絶えずIMFに情報を提供し、下記に書簡の写しを送付のこと。info@imfmetal.org

[2008年4月4日]]