IMFニュース・ブリーフス

バローレック・グループとIFA締結


IMFはバローレック・グループと国際枠組み協約を結んだ。


フランス:シームレス管分野で世界をリードするバローレックは4月9日、バローレック欧州従業員代表委員会およびIMFと「責任原則に関する協約」を締結した。

この協約は次のように明記している。

1. バローレックは、当社グループの所在地に関係なく、国際条約および国内法を適用するとともに、その国の文化および現地の慣習を尊重する。
2. バローレックは、国際的に活動する企業としての立場から、人権の尊重および従業員の尊厳・尊重・自由を保護する普遍的な基本原則の尊重を特に目指している。

この協約の付属書類には、協約の対象となる国際労働機関(ILO)中核的条約が列挙されている。協約に盛り込まれた条約は、結社の自由に対する権利と団体交渉権、強制労働の禁止、児童労働の禁止、同一報酬を受け取る権利、非差別といった分野を取り上げている。

協約には、「バローレックは、自社のサプライヤーおよび下請業者にこれらの基本的権利の遵守を要求し、これらの基準を評価に組み込む」とも記載されている。

協約を監視するために、総括経営者が年1回、その年に申し立てられた苦情と講じられた対策に関して、欧州従業員代表委員会に報告することについて合意している。

バローレック・グループは、石油・ガス、発電、機械工学、石油化学、自動車、鉄鋼構造物の各部門に管材を供給している。バローレックはフランスを拠点に1万8,000人を雇用し、アジア、ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカに工場がある。

協約の英語版、フランス語版、ドイツ語版をIMFウェブサイトで入手可能。



[2008年4月24日]