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トルコのボザールで労働者が復職

トルコの自動車部品メーカー、ボザールの争議が解決し、解雇された6人の労働者が復職した。


トルコ:5月9日、ビルレシク・メタル・イスと現地経営陣との数週間に及ぶ交渉と海外からの連帯支援のおかげで、トルコの自動車部品工場で6人の労働者が復職した。
6人の労働者は4月2日、ビルレシクが現場の労働者を代表する資格を確保するための闘いのさなかに解雇された。トルコの法律では、組合が職場で代表的組合として存続するには2年ごとに承認を求めなければならない。IMFに加盟するビルレシクはボザールの現地経営陣に攻撃され、経営側は労働者に対し、組合を脱退して別の組合に加入するよう圧力をかけていた。
承認の命運をかけた4月5日、ビルレシクは現場労働者の51%超を組織化していることを証明でき、その結果、さらに2年にわたって会社側と団体交渉する権利を取り戻した。
同労組が現場で承認を得たにもかかわらず、経営陣は6人の解雇された労働者の復職に抵抗した。これを受けて5月6日、労働側は生産を20%まで落とし、労働者の復職を求めて闘い続けた。
何度も会合を重ね、他の組合や欧州金属労連、IMFが支援書簡を送った末、会社側は5月9日、6人全員の復職に同意した。
「この実に厳しく苦しい抗争はボザールの労働者に大きな影響を与えた。労働者は、第1に自分たちの間で、第2に国際レベルで連帯・団結することの重要性を理解する機会を得た」と同労組は述べた。同労組は、労働者に連帯支援を提供してくれた人たちにも感謝した。

[2008年5月16日]