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メタリシーがクレミコブツィ工場閉鎖に対する抗議行動を再開

ブルガリアの組合メタリシーは、ブルガリア最大の鉄鋼工場クレミコブツィを救おうとする一連の抗議を再開し、政府に再建・補償プログラムの立案を要求した。


ブルガリア:IMFに加盟する金属労組「メタリシー」は3月10〜11日、ソフィア中心部で抗議行動を組織した。労働者は首相に、クレミコブツィ工場の買収に興味を示しているブラジル企業CSNとの交渉をまとめるよう要求した。

同時に労働者は、政府が代替的プログラムを立案することも強く要求した。例えば、再訓練に基づく再建・補償計画、早期退職、仕事を失う労働者への給料30カ月分の解雇手当である。

労働者は、1999年の民営化後に同社が破綻した理由とその責任者を直ちに調査することも要求している。

政府が4年以上にわたって工場の今後に関する適切な決定を下さなかったため、同労組は抗議行動の再開を決定した。

昨年の秋、2008年8月に破綻が発表されたクレミコブツィ工場閉鎖の可能性が報じられたあと、労働者は賃金の支払いを求めて何度か抗議行動を実施した。今までのところ、2008年11月分の賃金を受け取ったクレミコブツィ労働者は半数にすぎず、残りの5,000人近い労働者は働いて儲けた金をまだ受け取っていない。

[2009年3月16日]