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テナリス国際行動デー

世界中の労働者がテナリスに国際枠組み協約の取り決めを要求している。


イタリア:フェルナンド・ロペスIMF書記次長は、テナリスに国際枠組み協約を取り決めさせるためのグローバルな努力の一環として、ダルミネで同社の労働者と会談した。

国際枠組み協約は世界レベルで多国籍企業の行動基準を設定する。

ルーマニア、カナダ、イタリア、アルゼンチンのテナリスで働く金属労働者が3月3日の世界行動デーに参加し、国際枠組み協約の取り決めによって金融危機に対処するよう同社に要求した。

ルクセンブルクを拠点とする同社は、テナリス労働者世界協議会の承認を拒否している。

世界行動デーに先立つ2008年10月の会合で、35人の組合幹部とIMF代表がテナリス労働者統一協定を採択した。

この会合はカナダのカルガリーで開かれ、テナリスが世界的な金融危機の影響の代償を労働者に払わせるのを防止することに焦点を絞った共通の行動計画に合意した。

カナダのテナリス・アルゴマ・チューブやアルゼンチンのテナリス・シデルカなど、すでに世界中のテナリス工場で労働者が削減の影響を受けている。

会合に参加した代議員はテナリスのパオロ・ロッカ会長に書簡を送り、組合の要求をめぐって組合側との対話を開始するよう同社に要請した。

世界労働者協議会の承認とIFAの取り決めだけでなく、組合側は同社に対し、組合組織化活動に関して中立的な立場を守り、安全衛生・環境基準の改善を支援することも求めている。

[2009年3月13日]