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グローバル・ユニオンが回復戦略を策定

グローバル・ユニオン・フェデレーションは世界経済危機から回復するための代替戦略を推進している。


全世界:4月のG20ロンドン会合を前に、グローバル・ユニオン・フェデレーションは『世界を機能させる:グローバル・ユニオン回復戦略』という特別出版物を発行した。

この共同出版物は、すべてのグローバル・ユニオン・フェデレーションと国際労働組合総連合およびOECD労働組合諮問委員会による作業の成果である。

世界経済危機から回復するとともに、世界システムを変革して危機の再発を防止する方法について、それぞれの組織が各自のビジョンを提示している。

編集に携わったアイダン・ホワイト国際ジャーナリスト連盟書記長は、この出版物への序文で次のように書いている。「この重大な局面で労働組合が結集している。組合は、ただ規則を下手にいじくり回したり、破綻した自由貿易モデルを手直ししたりするだけではなく、世界経済に関するビジョンを考え出した」

この出版物は、世界経済のさまざまな部門で雇用される労働者の意見を代弁する組合のビジョンを集めたものである。すべての組合が、「現在のグローバル金融システムを修正し、労働者とその家族に人道的価値観に基づく公正で持続可能なグローバル経済を提供するとともに、次世代の人々に開発の強力な基礎を与える必要がある」という考えのもとに団結している。

「この危機は解決することができ、良識を取り戻すことも可能だが、それは労働者に発言権を与えない限り実現しない」と、マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は「変化のための良識」という記事で書いている。

「そのためには、団結権と交渉権が新しい経済・社会構造の礎石であり、私たちが二度と、ずる賢く疑わしいグローバル企業の人質に取られないようにする手段となることを確認しなければならない」

この出版物の英語版がグローバル・ユニオン・ウェブサイト(http://www.global-unions.org/spip.php?article253)に掲示されている。フランス語版とスペイン語版も間もなく発行される。

[2009年4月2日]