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IMFとEMF、トルコのシンター・メタル労働者を支援する共同キャンペーンを開始

トルコのシンター・メタルで続く労働組合権侵害を受けて、IMFとEMFは共同で行動を要請している。


トルコ:IMFと欧州金属労連はシンター・メタルに対し、トルコのドゥドゥル組織工業地帯における労働者・労働組合の権利侵害を即時停止するよう要求している。

IMFとEMFはシンター・メタルへの合同書簡で経営陣に対し、組合活動を理由に解雇された労働者の即時復職を求めている。

この緊急連帯要請は3カ月に及ぶ闘争の最新の展開である。

同社は、フォード、フィアット、BMW、ダイムラーなど自動車メーカー数社が生産する車両向けに部品を供給している。

2008年12月、同社経営陣は、労働組合活動に関与した38人の労働者を虚偽の理由で解雇した。

数日後、使用者は残った労働者に工場への立ち入りを認めず、労働者のうち312人を解雇した。そのほとんどが労働組合員であることを同社は知っていた。

トルコ労働省は2009年1月12日に報告書を発表し、「350人の労働者を解雇した理由は、使用者の主張とは違って経済危機ではなく、労働組合員だったからだ」という組合側の主張を支持した。

シンター・メタル経営陣の行動はILO条約第98号および第87号に違反している。

IMFとEMFはシンター・メタル経営陣に対し、即刻かつ誠実に労働者の要求を検討し、解雇された労働者を復職させ、結社の自由に対する権利と団体交渉の侵害をやめ、公正かつ公平な解決を目指して組合側と交渉に入るよう要求している。

IMFとEMFの加盟組織は、シンター・メタルに抗議書簡を送り、各組織の要求の中で同社労働者を支援するよう求められている。

Mr. Olgun Tanberk, General Manager
Sinter Metal Imalat Sanayi A.S
Yukar? Dudullu Organize Sanayi Bolgesi
1. Cad. No: 25
Turkey
ファックス:+ 90 216 364 00 32

[2009年3月31日]