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メキシコに連帯ミッション

メキシコの鉱山労組を支援するために、労働組合・議会代表団がメキシコを訪問する。

メキシコ/全世界:13カ国の労働組合・議会代表団が今週、全国鉱山・金属・関連労組(SNTMMSRM)を支援するためにメキシコを訪問する。代表団はメキシコ政府に対し、多国籍鉱山会社グルーポ・メヒコによるSNTMMSRM壊滅キャンペーンへの支援をやめ、政府によって違法に差し押さえられた組合口座すべての凍結を解除し、SNTMMSRM組合員に対する犯罪の責任者全員を起訴するよう要求する。

「法の支配を求めて闘っていると主張するカルデロン政権が、鉱山労働者の権利のことになると侵害者を処罰しておらず、その点を私たちは懸念している」と、ユルキ・ライナIMF書記長は述べた。

メキシコ政府は、同労組指導者のナポレオン・ゴメス・ウルティアを2度にわたって解任した。国際労働機関(ILO)結社の自由委員会は、IMFが申し立てた苦情に裁定を下し、「労働当局は、完全に自由に代表を選出する労働者の権利を定める条約第87号第3条に違反する行為を犯した」と判断した。

代表団はメキシコシティーで議会・組合指導者と会談し、政府によって投獄されている鉱山労組役員フアン・リナレス・モントゥファルに面会する。代表団は、ミチョアカン州ラサロ・カルデナスで催される鉱山労組結成75周年式典に出席し、2006年の爆発事故で65人の労働者が死亡したパスタ・デ・コンチョス鉱山を訪問する。

この代表団は、IMF、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)、全米鉄鋼労組(USW)およびSNTMMSRMが共同で組織する。

代表団は、カナダ新民主党(NDP)のジャック・レイトン党首を団長とし、オーストラリアとペルーの国会議員が参加する。アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、ドイツ、イタリア、ノルウェー、ペルー、ポーランド、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、アメリカの労働組合幹部も加わる。

[2009年7月8日――アニタ・ガードナー]