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カナダのヴァーレでスト中の労働者を支援

IMFは加盟組織に対し、カナダのヴァーレ・インコでスト中の鉄鋼労働者に連帯書簡を送るよう求めている。


カナダ:5,000人を超える全米鉄鋼労組組合員が7月13日、ブラジル系多国籍企業ヴァーレのカナダ事業ヴァーレ・インコで、20年前から続いてきた雇用と労働条件を守るためにストに入った。

労働者がストを決行したのは、会社側が「USWに加入する労働者が労働条件の大幅削減と雇用不安の増大に同意した場合に限り、労働協約を更新する」と述べたためである。ヴァーレは昨年132億米ドルの利益を上げ、現在220億米ドルの現金資産を保有しているにもかかわらず、最終提示で2層構造の年金制度の設立、ニッケル・ボーナスの減額、先任権の大幅削減を主張した。

サドベリー、ポートコルボーン、ボイジーズ・ベイのUSW支部に所属する組合員は、www.FairDealNOW.caにキャンペーン・ウェブサイトを開設し、争議に関する詳細と最新情報を提供している。スト中のUSW組合員は、ウェブサイトに掲載された地域社会への書簡で次のように書いている。「新しい所有者のヴァーレは、現在莫大な収益を上げているブラジル系多国籍企業でありながら、私たちの地域社会を支える家計所得の維持を軽視して、現下の経済状況を口実に大幅な長期的削減を絞り出すことを選んだ」

IMFと加盟組織CNM-CUTおよびUSW、ヴァーレに組合員がいるその他の組合は、スト中のUSW組合員を一致協力して支援し続けており、他の加盟組織にもカナダの労働者に支援の書簡を送って団結を示すよう促している。書簡のテンプレートはIMFウェブサイトに掲載されている。

書簡送付先:

USW第6500支部(サドベリー)
USW第6200支部(ポートコルボーン)
USW第9508支部(ボイジーズ・ベイ)

メール送信先:communications@usw.caまたはinfo@fairdealnow.ca

ファックス送信先:+1 416 487 8479

下記のIMFに写しを送付のこと:info@imfmetal.org

またはファックスで下記まで:+41 22 308 5055

[2009年7月29日――アニタ・ガードナー]