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メキシコ政府は鉱山労働者に対する攻撃を中止せよ


議会・組合指導者がメキシコ政府に対し、鉱山労働者に対する攻撃をやめるよう要求した。


メキシコ/全世界:13カ国の議会・労働組合指導者(IMFとICEMのユルキ・ライナ書記長とマンフレッド・ワーダ書記長を含む)が、メキシコの組合幹部および議員とともにメキシコシティーで、メキシコの鉱山・金属労組とその指導者ナポレオン・ゴメス・ウルティアに対する迫害の中止を要求した。

カナダ新民主党のジャック・レイトン党首が、ハビエル・ロサーノ・メキシコ労働大臣との会見で代表団の懸念を表明した。「私たちは、組合管理に対する政府の干渉、組合幹部の投獄と組合銀行口座の凍結、ストライキが不法であるとの宣言、組合幹部の殺害者の不起訴が、基本的人権の重大かつ容認できない侵害であることを明確にした」と同党首は述べた。

レイトンとオーストラリアの労働党国会議員グラハム・ペレット、組合代表団(ライナとワーダを含む)は、メキシコシティーのマルセロ・エブラルド市長とも会談した。代表団は、組合指導者の1人であるフアン・リナレスを刑務所に訪問した。リナレスは起訴なしで数カ月前から投獄されている。

代表団のメンバーは、オーストラリア、カナダ、フィンランド、ドイツ、ノルウェー、ポーランド、スペイン、スウェーデン、アメリカ各国の大使館と会合を開き、メキシコ政府の行動について知らせた。全米鉄鋼労組第7地区責任者のジム・ロビンソンによると、代表団のメッセージは以下のとおりである。「NAFTAが可決されたときは、メキシコ人労働者の賃金が上がるという話だった。ところが今、メキシコ政府とグルーポ・メヒコは、まさに組合壊滅だけを目的に鉱山労組をつぶそうとしている」

日曜日に、代表団は6,000人の労働者とともに鉱山労組創設75周年を祝い、工業都市ラサロ・カルデナスを大声で練り歩いた。「世界中に4,500万人の組合員を擁するIMFとICEMは、決して皆さんの期待を裏切らない。皆さんの闘いは私たちの闘いだ。メキシコで独立した自由な民主的労働組合主義を求めて闘う労働者は、決して敗北しない」とユルキ・ライナIMF書記長は、団結と指導部への支持を表明するために赤いシャツに身を包んで歓喜する組合員に語りかけた。

[2009年7月13日――アニタ・ガードナー]