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インドでボッシュとブレンボの労働者がスト

インド・プネーのボッシュとブレンボの工場で働く不安定労働者、研修生および正社員が、以前に合意された賃上げの実施と同一労働同一賃金を要求して統一行動を起こしている。


インド:7月18日、インド・プネーのボッシュ工場で働く労働者がストに入った。要求には同一労働同一賃金が含まれている。重要なのは、ボッシュ・シャシー・システムズ・カムガル・サンガタナ(従業員組合)が主導し、域内のIMF加盟組織が支援するこの闘いにおいて、不安定雇用労働者と研修生、常用労働者が団結していることである。

この組合は、2006年にボッシュ・シャシー・システムズが工場を買収したあとに設立された。この工場は、それぞれ四輪車用、二輪車用のブレーキ装置を生産する2つの施設で構成されていた。組合とボッシュとの労働協約は2007年11月3日に締結され、有効期間は2010年までである。締結当時、ボッシュは組合側に、「二輪車用ブレーキ施設をイタリア企業ブレンボに譲渡し、50人の労働者を新会社に転属させる」と伝えた。

労働者は抗議し、「ブレンボの閉鎖または移転の場合、転属労働者はボッシュに再雇用される」という条項を盛り込んだうえで、ボッシュおよびブレンボと協約を結んだ。これに加えて、労働協約は平均60%前後の賃上げを定め、協約各年の引き上げを規定していた。

両社が(ブレンボが2008年と2009年、ボッシュが2009年に)賃上げを実施せず、同労組書記長のプラディップ・タカレ氏が停職処分を受けたため、組合側は「作業停止」通知を送達した。

組合は不安定雇用労働者と正規労働者との賃金格差が非常に大きいことにも抗議している。不安定労働者の賃金は正規労働者の25〜30%にすぎない。

経営側は組合と交渉するどころか、現地の労働審判所に組合に対する苦情を申し立てた。しかし審判所は、双方の意見を聞いたうえで、ストライキは違法ではないとの裁定を下した。

「この闘いの成功は、不安定労働者や研修生の賃金と労働・勤務条件に関して、ボッシュのみならずプネーの産業状況全体に広範な利益をもたらすだろう」とスドハシャン・ラオ・サルデIMF地域代表は述べた。

「域内のすべての組合が、この闘いの成功を望んでいる。なぜなら、その成功によって、組合の団体交渉能力を弱めている、企業による不安定労働者の利用拡大に取り組む努力が強化されるからだ」とラオは説明した。

[2009年8月6日――アニタ・ガードナー]