IMFニュース・ブリーフス

不安定労働に対抗する行動に世界中の組合が参加


10月3〜10日、オーストラリアからザンビアまで世界中の金属労組が、不安定雇用の利用に対抗して行動を起こす。


全世界:10月3日に始まる不安定労働に対抗するグローバル・アクション・ウィークの一環として、オーストラリアからザンビアに至る世界中の国々の加盟組織が行動を起こす。

不安定労働者に対する世界金融危機の影響が、今年のIMF行動のテーマである。加盟組織は各国政府に闘いを仕掛け、不安定労働者の権利平等の確保と、使用者が常用・直接雇用の代わりに不安定雇用を利用することを禁止する法律の強化を要求する。

実施予定の行動をいくつか列挙する。

●主要都市での抗議行動(オーストラリア)
●全国金属労働者スポーツ行事(ブルガリア)
●不安定労働に対抗する第2次共通要求の立案(ヨーロッパ全域)
●セミナー(フィンランド)
●映画祭(ジュネーブ)
●陳情・行動(ドイツ)
●フラッシュ・モブ(ハンガリー)
●集団デモ(東南アジア全域)
●連帯行事(トルコ)
●ピケとデモ(ザンビア)

どの国でも、これらの行動を通してグローバル・キャンペーンのリーフレットとポスターを配布し、各国政府に以下のとおり要求する統一メッセージを発信する。

●臨時・契約労働の利用は本当に必要な場合だけに制限する。
●不安定労働者に同一賃金と組合加入権を保障する。
●長期臨時雇用の常用雇用への転換を義務づける。

不安定雇用の大幅な増加は、至るところで人々にマイナスの社会的・経済的影響を与えている。そのため、世界中の労働者が不安定労働に対抗して団結している。

実施される行動の詳細については下記サイトを参照:
http://www.imfmetal.org/index.cfm?c=20694&l=2

このキャンペーンの一環として貴組合が行動を起こす場合は、下記宛に写真やレポートを送付のこと:
info@imfmetal.org

[2009年9月23日――アニタ・ガードナー]