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ヨーロッパ全域のGM労働者がアントワープに結集

アントワープのオペル工場で労働者が集会を開き、工場閉鎖と強制解雇への反対を表明した。


ベルギー:9月23日にアントワープのオペル工場で、ヨーロッパ全域から集まった3,000〜5,000人の労働者が集会を開いた。この行動は、GMヨーロッパでリストラが進み、アントワープ工場閉鎖の脅威が迫る中で、欧州金属労連(EMF)による動員・連帯要請に応えて実施された。

ピーター・シェラーEMF書記長が、ベルギーの労働者だけでなく、スペイン、イギリス、ドイツ、ポーランド、ハンガリー、フランスから集会に参加した労働組合員を歓迎した。

「私たちは経営陣に対し、原則的要求、すなわち『工場閉鎖反対、強制解雇反対!』を何度も繰り返してぶつけていく」とシェラー書記長は述べた。

「誰もが知っているとおり、私たちは今日のアントワープのためだけに闘っているのではない。ボーフムやルートン、サラゴサも明日は同じ運命だ。これまた誰もが知っているとおり、できるだけしっかり団結しなければ、私たち全員がこの闘いに敗れることになる」と同書記長は語った。

「政府・政治家は責任ある行動を取る必要がある。労働者が政治ゲームの人質にされることは容認できない。各社への援助・支援を欧州レベルで効果的に調整したい」とシェラー書記長は主張した。

この集会では、クラウス・フランツEEF(GM欧州従業員代表委員会)委員長やベルギーの労働組合指導者も演説した。

[2009年9月23日――アニタ・ガードナー]