IMFニュース・ブリーフス
ボッシュとブレンボの労働者が団結を維持

インド・プネーでブレンボとボッシュの労働者が、経営側の圧力戦術にもかかわらずストを続行している。


インド:インド・プネーのボッシュ工場とブレンボ工場で、スト開始から66日を経てなお、経営陣と地域の使用者による圧力戦術にもかかわらず、常用・臨時労働者が団結を維持している。

労働者は、2007年の労働協約に定める賃上げの実施を要求して、7月18日にストに入った。重要なのは、労働側の要求に、不安定雇用労働者・訓練工・常用労働者の同一労働同一賃金も盛り込まれていることだ。これらの労働者は、ボッシュ・シャシー・システムズ・カムガル・サンガタナ(従業員組合)の主導下で、地域のIMF加盟組織と独立組合が支援する闘いにおいて団結している。何人かの著名な社会運動家も、このストを支援している。

ここ数日、両社の経営陣は、契約労働者や訓練工を1人も復職させないことを条件に和解案を提示した。組合はこの案を受け入れず、「すべての契約労働者(131人)と訓練工(43人)を3回に分けて復職させ、賃金・雇用条件を改善すべきだ」と主張した。

経営側は、労働委員の出席のもとに組合と協議しており、「組合が契約労働者に関する案を受け入れなければプネーの事業を閉鎖する」と言って威嚇している。経営側はストを違法と判断するよう労働審判所に何度も請願したが、いずれも退けられた。一方、組合はストが原因で2工場の労働者が分裂させられることのないようにするために、引き続き法的措置を求めている。

「地域の企業はあらゆる種類の圧力戦術を利用し、ストを失敗させようとしている。そうすれば、ボッシュとブレンボだけでなく、この工業地域全体で契約労働者の士気が低下するからだ」とスドハシャン・ロア・サルデIMF地域代表は説明し、「したがって、すべての組合が一丸となって最善を尽くし、ストを維持するための努力を調整している」と付け加えた。

IMFは、ドイツのボッシュとイタリアのブレンボを組織化する加盟組織とともに、労働者に連帯支援を提供している。

10月3〜10日に世界中の加盟組織が各国政府に闘いを仕掛け、不安定労働者の権利平等の確保と、使用者が常用・直接雇用の代わりに不安定雇用を利用することを禁止する法律の強化を要求する。

[2009年9月23日――アニタ・ガードナー]