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ゲルダウがコロンビアでさらなる工場閉鎖を画策

シデルパ閉鎖に伴う労働者800人の解雇に続いて、この多国籍企業は、今度はドゥイタマのラミナドス・アンディノス工場の閉鎖を狙っている。労働者は雇用を守るために工場を占拠した。


コロンビア:多国籍企業ゲルダウはコロンビアの子会社をもう1つ閉鎖しようとしている。同社は現在、ドゥイタマのラミナドス・アンディノス工場を閉鎖しようと画策している。これにより、さらに多くの労働者が解雇され、労働組合がまた1つ消滅することになるだろう。

これを受けて、ドゥイタマの労働者は雇用を守るために工場を占拠した。

全国金属労組SINTRAMETALのユンボ支部は労働組合運動に対し、国際人権委員会、ILO結社の自由委員会、OASおよび国際連合に同社を提訴し、「労働権、人間の尊厳および労働者の階級意識を守り、同社にいつでも話し合いに応じさせ、自分たちの国で尊厳を持って生きる」よう呼びかけている。

SINTRAMETALは、「同社による組合員の解雇を阻止するために、今後2カ月間、これまで以上に懸命に闘わなければならない」と付け加えた。今年7月にシデルパが閉鎖され、その結果、創設50年のSINTRAMETALユンボ支部も消滅したことを思い出す価値がある。労働組合が行動を起こしたにもかかわらず、同社は約800人の労働者の雇用契約を打ち切った。

IMFはコロンビアの同僚に連帯を提供するとともに、ゲルダウ経営幹部に書簡を送り、ラミナドス・アンディノスの労働者とコロンビアで同社に雇用されるその他すべての労働者の雇用を尊重するよう要求した。

[2009年10月7日――アニタ・ガードナー]