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アフトバズ労働者4人に1人が失業へ

経営側が組合と合意に達し、アフトバズ労働者2万7,600人が年内に職を失う。経営側の当初案は3万6,000人の雇用削減だった。

ロシア:アフトバズ経営陣がIMF加盟組織の自動車・農業機械労組(AFM)と合意に達し、アフトバズ労働者2万7,600人が年内に職を失うことになった。経営側の当初案は3万6,000人の雇用削減だった。この工場は10万2,000人の労働者を雇用している。

9月14日、5,000人の雇用削減が発表された。

経営側の再建計画には「1交代勤務・稼働率65%が盛り込まれており、年間生産台数は50万台になる」(公式ニュースリリース)。

このニュースリリースによると、解雇される労働者のうち1万3,000人は定年に達しており、「労働協約で義務づけられた補償が全額支給される」。5,500人は早期退職年齢(女性53歳、男性58歳)に達している。これらの労働者は国家・企業両方から退職金を受け取ることもできる。残りの9,100人はまだ就業年齢である。これらの労働者のために雇用プログラムが立案された――2012年開設予定の工場で新しいルノー生産ラインの仕事が提供される。それまで、余剰労働者はトリアッティで臨時の仕事を提供される。

アフトバズは現在、危機的な状態にある。景気後退でラーダの販売台数が40%落ち込んだ。経営側の見積もりによると、2009年の損失は350億ルーブル(11億ドル)に達する。再建計画には、経費と生産速度の大幅削減が盛り込まれている。

[2009年10月5日――イリヤ・マトベーエフ]