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国際闘争デー:ゲルダウ労働者が団結

ゲルダウ・グローバル労働者委員会によって代表される組合の労働者は、11月18日の国際闘争デーに世界中で、ゲルダウ・グループ工場でリーフレットを配り、会合を開き、デモ行進を実施した。


全世界:ゲルダウ労働者は連帯行動デーを実施、会社側に対し、進出先の国々の多くで従業員に影響を与えている問題に取り組むよう圧力をかけた。労働者は、カナダのケンブリッジで発生しているストの解決、トゥタの組合SINTRAMETALとの労働協約更新とコロンビアのドゥイタマ工場再開、ゲルダウ・グローバル労働者委員会の承認を要求した。

ブラジルのゲルダウ工場で働く労働者は、グローバル委員会が作成した資料を配布した。サンジョゼ・ドス・カンポス金属労組とサンレオポルド金属労組は、地域のゲルダウ工場前で行動デーのニュース速報を配った。

コロンビアの労働者は、国際闘争デーに一連の行事を計画した。11月17日、組合代表団がコロンビアのブラジル大使館を訪問し、コロンビアにおけるゲルダウの行動に関する抗議文を提出した。国際貿易担当の外交官が代表団に応対し、数日以内に大使との会談を設定することに同意した。

労働者は、引き続き11月18日にもゲルダウ本社前で公開の会合を開いた。ゲルダウ労働者の代表団とともに、ジュネーブ本部とラテンアメリカのIMF役員(フェルナンド・ロペスIMF書記次長とホルヘ・アルメイダ・ラテンアメリカ地域役員を含む)、それにUTRAMMICOLおよびFETRAMECOL、銀行労組UNEBの代表も参加した。トゥタのゲルダウ工場でも会合が開かれ、労働者がグローバル委員会作成のリーフレットを配布した。

チリの金属労連CONSTRAMETとゲルダウAZA第1・第2組合が、ゲルダウAZA所有のソロモン・サック前でデモを行った。ソロモン・サックの労働者は11月9日からストに入っていた。その原因は、会社側が団体交渉で適正な賃上げの検討を拒否し、同労組の希望に反して4カ年の労働協約を押しつけようとしたことである。同社は、交渉委員会を無視して労働者との個別取り決めを提案し、労働者の団結を壊そうとした。労働者がその申し出を拒絶すると、会社側は交渉続行を拒否し、スト破りを利用して事業を継続した。現在、90人のソロモン・サック従業員がストに参加している。

ペルーでは、チンボテにあるゲルダウ鉄鋼工場の2つの組合が、街の中心部まで合同行進を実施した。行進の間、労働者はグローバル委員会が作成したポスターを掲げた。シデルペルー従業員組合も、工場の労働者全員にリーフレットを配り、カナダとコロンビアのスト情報を報道機関に提供し、ゲルダウ・グローバル労働者委員会の承認を要求した。

[2009年11月24日――バレスカ・ソリス]