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CNM/CUT、次期空軍戦闘機としてグリペンを支持

ブラジルCNM/CUTとスウェーデンIFメタルは、ブラジル空軍戦闘機の選定に関してスウェーデンの提案を支持し、この案によって航空部門の労働者とブラジルが利益を得ると述べた。

ブラジルブラジル政府が空軍戦闘機の選定にあたってスウェーデン、フランスおよびアメリカからの提案を検討している中で、いずれもIMF加盟組織であるCNM/CUTとIFメタルは、スウェーデン製戦闘機グリペンへの支持を表明した。

ブラジル政府は、最新の超音速機で再装備するための国際入札に際し、どの案を採用すれば軍事・地政学・作戦・経済・技術上の目標を最もうまく達成できるか決定しようとしている。しかし、この決定は生産や雇用、労使関係に直接影響を及ぼすため、ブラジル社会・経済の発展も考慮する必要がある。

カルロス・グラナCNM/CUT会長とステファン・ロフベンIFメタル会長は4月5日の記者会見で、スウェーデン案の長所を次のとおり強調した。

●共同技術研究開発
●新しい輸出市場を見つけるための長期的協力
●航空産業に利害関係を有する重要な社会部門の参加。例えば、航空部門の研究開発機関、その他の政府部門(州・自治体)、議会、企業、大学、労働組合など。

スウェーデン案でグリペンがスウェーデンとブラジルだけで製造される予定である点に留意し、グラナ会長は、この案はブラジルへの完全な技術移転、航空部門における雇用創出を見込んでおり、「国際労働機関の労働基準の尊重に関して国際レベルの画期的な出来事になるとともに、ブラジルとスウェーデンのグリペン製造工場で労働組合組織を保証する、社会的な取り組みを盛り込んでいる」と述べた。この案により、サンパウロのABC工業地域だけで1,500人、ブラジル全体で2万8,000人(直接雇用6,000人、間接雇用2万2,000人)の雇用が生まれるだろう。

両国の労働組合は、「グリペン・プロジェクトに関与する企業が労使関係に関する国際枠組み協約を締結し、スウェーデン、ブラジル両国の締約企業(子会社と関連会社)およびサプライチェーン全体に適用するよう要求していく」と述べ、「そのような協約は自由・平等・保障に基づくILO労働基準を実施するためのモデルになることができるだろう」と指摘した。
[2010年4月7日――バレスカ・ソリス]