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ロシアの日産労働者が組合を結成

サンクトペテルブルク近郊の日産カメンカ工場で、労働者がITUA傘下の組合を結成した。日産経営陣は新組合と誠実に交渉することを約束した。

ロシア4月7日、サンクトペテルブルク近郊の日産工場で働く労働者が、IMF加盟組織の地域間自動車労組(ITUA)傘下で組合を結成した。フォークリフト運転手のウラジミール・シキトカが新設組合の会長に選出された。

カメンカの日産工場は2009年6月に開設され、ティアナとエクストレイルを生産している。4月1日現在の労働者総数は1,116人だった。

「この新しいITUA傘下組合が、労使の協力・対話を促進し、日産労働者が雇用の分野で真の改善を達成できるようにしてくれることを願っている」と、ITUA協議会のアレクセイ・エトマノフ議長は述べた。

4月14日、組合員が工場経営陣と会談し、双方が建設的な対話を約束した。

労使は、組合と交渉する経営側代表のリストについて合意した。将来、経営陣と労働者代表との会合が定期的に開かれるようになるかもしれない。

「経営陣と共通の理解を達成できたことを大変うれしく思う。継続的な協力と建設的な対話を期待している」とウラジミール・イワーノフ会長は述べた。

[2010年4月19日――イリヤ・マトベーエフ]