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ベルギーの組合、よりよい共通の地位を目指して結集

危機の時期にあって、現業労働者と事務技術職労働者との地位の調和をめぐる緊張が高まっている。

ベルギーベルギーの現業労働者と事務技術職労働者は、相変わらず異なる法制度を適用されている。2001〜2002年の異業種間協約でソーシャル・パートナーは、2つの労働者区分の間で地位の格差を解消するために、6年かけて永続的な解決策を練り上げると約束した。ここ何年も、この問題をめぐる議論は難航している。しかし今、使用者が攻勢に出ており、危機に乗じて社会的利益を削減しようと試みている中で、労働組合は、労働・雇用条件のさらなる悪化から労働者を守るために結集を呼びかけている。

組合は、現業労働者と事務技術職労働者との区別が今や時代遅れになっていることを否定していない。しかし組合が求めているのは、「地位の上方調和」を達成し、ソーシャル・パートナーがあらゆる側面に関する包括的協定を取り決めることである。2つの分野では、事務技術職労働者の地位のほうが有利な状況にある。すなわち、解雇の予告期間が設けられていることと、病気休暇初日にも賃金が支払われることである。一方、現業労働者は試用期間がより短く、ボーナスも含めたより有利な休暇手当計算方法を適用されている。

経営側と特に意見が対立しているのは、解雇の予告の問題である。組合は、事務技術職労働者の予告期間を参考にするよう求めている。それに対して使用者は、ホワイトカラー労働者と専門職の解雇予告期間の短縮、失業給付を受給できる期間の短縮、正味解雇手当に対する税金・社会保障費の免除を強く要求している。組合は、これらの経営側の提案は労働・雇用の不安定性をさらに高めるだけだと考えており、すべての賃金生活者の条件を差別なく改善する協約を求めている。これは社会的公正と公平性の問題である。

地位の調和はベルギーの組合にとって基本的な問題であり、ブルーカラー労働者とホワイトカラー労働者との連帯は、すべての労働者にとって望ましい地位を獲得するために不可欠である。この調和は必然的に、労働組合とその活動に大きな影響を与える。

[2010年6月4日――アンヌ=マリー・ミューロー]