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メキシコの鉱山労働者、カナネアで重要な勝利を達成

鉱山労組はカナネア鉱山におけるストの合法性を確認する差止命令を勝ち取った。6月に警察によって強制的に排除された鉱山労働者は、鉱山に戻ってストを継続している。

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メキシコ800人を超える労働者が2010年6月6日に立ち退かされたあと、家族や町の住民とともに、またしてもカナネアの鉱山施設を占拠している。

ソノラ州の第9地方裁判所判事が全国鉱山労組(SNTMMSRM)による差止命令の申請を受け入れ、労働者たちは鉱山に戻った。8月12日に地裁判事は、「2007年7月30日に始まった同労組によるストライキは、6月にスト中の労働者が連邦警察によって強制的に排除されたにもかかわらず、依然として有効である」との裁定を下した。

組合指導者のナポレオン・ゴメス・ウルティアはラジオでコメントし、「裁判官が前判決を一時停止したことは、法の支配の勝利を表している。これによって労働者は合法的にストを継続することができ、鉱山から排除されることはない」と述べた。

さらに、「連邦・州警察隊は6月6日に不法に鉱山を制圧した」と述べ、「検察庁からいくつかの形式的な手続きを実施するよう指示があっただけで、施設を占拠せよとの裁判所命令はなかった」と付け加えた。

同労組は連邦公安長官に対し、公共の安全を脅かしたり、スト中の労働者による施設の平和的な占拠を妨げたりする措置を控えるよう通知した。また組合は当局に、労働者の権利を尊重するとともに、司法当局の宣告に従って憲法に定める権利を行使しているにすぎない労働者に対抗して警察隊を配備しないようにすることも要求した。

アメリカとカナダの全米鉄鋼労組(USW)はメキシコ政府に対し、カナネアのグルーポ・メヒコ鉱山施設から連邦警察隊を撤退させるよう要請している。IMFは、この要請を支持するとともに、鉱山での暴力行為に単独で責任を負うよう政府に警告し、カナネアで労働者の健康を保護することを要求している。

加えて、レオ・ジェラード全米鉄鋼労組(USW)会長も8月20日、カナネアでスト中の労働者を支援する連帯行動を発表、USWは市内で国際監視団を巡回させ、スト参加者を威嚇してスト破りを保護している不法な警官の配備をモニターしている。

政府は相変わらずスト破りを支援しており、地方自治体も、スト参加者を威嚇するために自宅の電力供給を断っていることを非難されている。

グルーポ・メヒコとメキシコ労働省は地裁の判決に従おうとせず、「組合の協約は停止されたままであり、スト参加者の立ち退きはすでに終わっているため、地方裁判所判事の決定には効力がない」と述べている。

[2010年8月24日――バレスカ・ソリス]