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カナダのUSスチール労働者が抗議集会を実施

昨年USスチールにロックアウトされた900人の鉄鋼労働者を支援し、ハミルトンの全米鉄鋼労組第1005支部に所属する退職者9,000人の条件を保護するために、オンタリオ労働連盟(CLC)は2011年1月29日に抗議集会を開催する。

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カナダ1月29日、カナダ・オンタリオ州ハミルトンで数千人の労働組合員が集会を開き、USスチールにロックアウトされたIMF加盟組織・全米鉄鋼労組(USW)第1005支部の組合員900人を支援するとともに、退職者9,000人の条件の保護を要求する。

2010年11月7日、USスチールがハミルトンの製鋼所で労働者900人をロックアウトした。原因は、会社側が強要した大幅削減を伴う更新契約に関する票決を、組合が拒否したことである。

旧労働協約は昨年夏に失効し、その後、会社側は組合にさまざまな譲歩を押し付けようと画策した。例えば、新入社員向け確定給付制度の終了、退職者9,000人の物価スライド年金廃止、現役労働者の生活費調整額の80%削減、2週間の休暇の廃止である。

オンタリオ労働連盟(CLC)が組織するデモは、1月29日(土)午後1時にハミルトン市庁舎(71 Main Street West)で始まり、労働組合員と支持者が市内の街頭を練り歩く予定である。

10週間のロックアウトは、多国籍企業によるカナダ投資法違反の最新例である。USスチールは、3年前にカナダ政府からオンタリオの鉄鋼メーカー、ステルコの買収許可を得た際、雇用・生産水準の維持を誓約した。ところが1年も経たないうちに、同社はオンタリオ州のハミルトンとナンティコークにある両ステルコ工場でUSW組合員をレイオフし、カナダの顧客にアメリカ工場で作られた製品を供給し始めた。

12月8日の組合会合で会社側の案を票決に付する動議が提出されると、第1005支部の組合員の実に90%が否決した。

同労組は、カナダ公務員労組(CUPE)やカナダ自動車労組(CAW)をはじめ、すでにいくつかの組合から圧倒的な支持を受けている。

IMFと国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)はUSW第1005支部に共同連帯メッセージを送り、会社側は「カナダにおける法の支配のみならず、さらに重要なことには、一般労働者と退職者の人生と暮らしまでも踏みにじっている」と非難した。

関連リンク:
IMF-ICEM letter to USW Local 1005 (pdf)


[2011年1月27日――アレックス・イワーノウ]