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第59号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2016年9月21日)

ブラジルの金属労働者、雇用と権利を求めてキャンペーン開始

2016-09-14

 

数千人の労働者が政府に成長促進・雇用創出策を要求

数千人の労働者が政府に成長促進・雇用創出策を要求

ブラジルのクリティバ金属労組(SMC)組合員1万5,000人が9月5日、ボルボとCNH、ボッシュ、WHBコレオ、ルノーの工場でデモを行い、権利を擁護して雇用増加と景気回復を求めるために全国キャンペーンを開始した。

 自動車工場の労働者は団結して大規模行進に参加、ブラジル政府に対し、労働権を損なわずに経済成長と雇用を促進する措置の採用を要求した。

 「残念ながら、一部の部門は危機を解決するために労働法の柔軟性を高める必要があると主張している。これは間違っている。経済を救うには国内市場を強化するしかない」とインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織CNTM「労働組合の力」の組合員であるセルジオ・バトカSMC会長は述べた。

 同労組は、消費と生産を促進するために収入の増加、信用を利用する機会の拡大、利下げを要求しており、この措置は経済を強化して外国投資を呼び込むと主張している。

 9月8日、CNTMとCNM/CUT(同じくインダストリオール傘下組織)に加盟する金属労組の指導者たちが、9月29日に共同全国ストを実施し、使用者と政府が提案している労働・社会保障改革への反対を表明すると発表した。

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