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第75号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2018年1月31日)

イタリアの金属労働者が「労災死亡事故の根絶!」を要求

2018-01-23

4件の死亡事故が発生し、安全衛生の問題に注目を集めるために集会と1時間ストを実施した労働者
これらを組織した FIOM-CGIL、FIM-CISL、UILM-UILは、職場の安全対策が不十分であると指摘

 インダストリオール加盟組織のFIOM-CGIL、FIM-CISLおよびUILM-UILは、ミラノ県ローのラミナ社とブレシア県ロバトのエレットロニカ社で最近4件の悲惨な死亡事故が発生したことを受けて、職場の劣悪な安全衛生の問題に世間の注目を集めるためにロンバルディア地域で集会と1時間ストを組織した

 「Basta Morti sul lavoro!」(もううんざりだ:労災死亡事故の根絶!)が、劣悪な安全衛生労働条件が原因で起こった最近の予防可能な労災死亡事故に対応して、ミラノで大集会を開いた労働組合の主要メッセージである。

 FIOM-CGIL、FIM-CISLおよびUILM-UILは共同プレスリリースで次のように述べた。
 「私たちはこのところ苦悩、落胆、怒りの感情に包まれており、この恥ずべき状況に対抗する取り組みをよりいっそう強めていこうという気になっている」
 「あまりにも頻繁に、不運の結果ではなく、企業が手続きや安全規則を遵守していないために労働災害が発生している。あまりにも頻繁に、この一連の出来事は、労働者の安全・保安を確保するために必要な予防制度や対策が不十分である実態を示している。あまりにも頻繁に、労働条件が軽視され、予防の必要性が過小評価されている」
 「あまりにも頻繁に、この話題に対する認識を高めて職場の安全性を確保するための訓練や介入がコストを理由に抑制され、人とその未来にまったく投資されていない」

 1月17日にミラノ県ローにあるラミナ社の鉄鋼工場の地下溶鉱炉内で、3人の労働者、マルコ・サンタマリア(42)、ジュゼッペ・セッツ(48)、アリゴ・バービエリ(57)がガス中毒(窒素)で死亡した。

 もう1件、死亡事故が発生し、ブレシア県ロバトのエレットロニカ社で19歳の若い労働者ルカ・レッチが旋盤に巻き込まれ、1月19日、組合が不十分な安全衛生条件に対抗する行動を発表したまさにその日に亡くなった。

 ヴァルター・サンチェス・インダストリオール・グローバルユニオン書記長は、亡くなった労働者たちの加盟組織3団体と3家族のすべてに弔慰を表した。サンチェス書記長は次のように語っている。
 「インダストリオール・グローバルユニオンは、FIOM-CGIL、FIM-CISLおよびUILMが共同行動を実施し、金属部門で容認できないほど多数の防止可能な職場災害・事故が発生している現状に注意を促すとともに、使用者に労働者の基本的権利の尊重(厳しい安全衛生基準の遵守を含む)を要求している取り組みを全面的に支持する」
 「事故原因の十分な調査と結果の公表、改善対策の迅速な採用を期待している」

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