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第90号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2019年4月26日)

アルセロール・ミッタル労組、グローバル対話の強化を目指して前進

2019-04-11

ネットワークはアラバマのアルセロール・ミッタル労働者への連帯を表明

世界最大の製鉄会社アルセロール・ミッタルの世界中の組合がリオデジャネイロで会合を開き、持続的な課題に取り組むために同社とのグローバルな関係を深めることを決議した。

15カ国のアルセロール・ミッタル労組指導者50人が2019年4月8~9日に会合を開催、行動計画を採択するとともに、インダストリオール・グローバルユニオンに対し、アルセロール・ミッタルのグローバル経営陣に接触し、グローバル枠組み協定の達成を目指して議論を開始するよう求めた。

これは2018年7月にルクセンブルクで設立されたアルセロール・ミッタル・グローバル組合ネットワークの2回目の会合だった。

参加者はネットワークの初会合以降の進展について議論した。例えば、カザフスタンとウクライナで労使関係に対するアルセロール・ミッタル経営陣の姿勢が改善し、紛争を引き起こすのではなく積極的な労使関係を支援するようになったことが挙げられる。

NUMSAのメシャック・ロバートソンズが、南アフリカのアルセロール・ミッタルにおけるストの最新情報を提供した。南アでは、組合が契約労働者の常用雇用と同一労働同一賃金を要求している。

会合参加者は、米アラバマ州カルバートのアルセロール・ミッタル合弁事業で、USWに加盟しようとする労働者の試みが抵抗に遭っているというUSWからの報告にショックを受けた。ネットワークは、現地経営陣が展開している反組合キャンペーンを非難する決議を全会一致で可決した。この決議はアルセロール・ミッタルのグローバル経営陣に対し、労働者がUSWに加入しようとする際にアルセロール・ミッタルが中立を保つという合意を現地経営陣に尊重させるよう求めている。

アルセロール・ミッタル南アフリカ人事責任者のアドリアニ・ダマジオが会合で発言し、参加者からの質問やコメントに対応した。ダマジオは、組合と協力するという会社側の姿勢を明確にし、女性をはじめ社内で歴史的に十分に代表されてこなかった集団に権限を与えるために、アルセロール・ミッタルが講じている措置について報告した。

ブラジルの組合が、アルセロール・ミッタルはブラジル政府による最近の労働法弱体化が突きつける課題に取り組むために組合と協力していないという懸念を表明し、労使関係と団体交渉において王道を行くよう同社に要求した。

ネットワークはインダストリー4.0がもたらす機会と課題について議論した。アルセロール・ミッタルはこの変化の過程でもっと組合を受け入れるようにしなければならない、と参加者は結論づけた。

会合では、女性のネットワーク参加に関するパネル・ディスカッションも行われた。ネットワークは、すべての会合でジェンダー平等を取り上げ、会社との対話でジェンダー問題を議題に盛り込み、これらの会合で女性参画の促進に努めることを決定した。

ケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長がこう述べた。
「アルセロール・ミッタルがこの会合に参加し、支援してくれたことに感謝するとともに、同社がウクライナとカザフスタンにおける最近の労使関係改善に貢献したことを称賛する。しかし、重要な課題が残っている。それらの課題に取り組むにはグローバルな社会的対話が不可欠であり、それを達成できる最善の手段は、アルセロール・ミッタルがインダストリオール・グローバルユニオンとグローバル枠組み協定を締結することだと思う」

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