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インダストリオール・ニュース2013年第2号(2013年1月31日~2月11日)

繊維会社、失業者5,000人を残しパキスタンから失踪

2013-02-07

 パキスタン全国労働組合連盟(NTUF)は、国際輸出業者がジョーズ・ファッション・エキスポート(Joe’s Fashion Export)とJ&M Clothingの2社を閉鎖、失踪したため職を失った繊維労働者5,000名のためキャンペーンを行っている。工場は労働者や当局への通知や手当支払いなどの必要事項を満たすことなく、施錠され放置されている。同工場労働者の多くは勤続20年以上だった。経営者のモシム・アヨブ・ミルザは、コランジ工業区(KIA)にあるジョーズ・ファッション・エキスポートを2013年1月17日に閉鎖し、さらに輸出加工区のJ&M Clothingを1月31日に閉鎖した。 同工場には労働者を代表する組合がなく、製品は衣料輸出業者を通じEUや国際ブランドのため生産されていた。現在、NTUFは同工場の労働者を代表しており、影響を受ける労働者の正義を求め労働局への申立てに向けて取り組んでいる。NTUFは工場の閉鎖は受注の減少によるものではなく、新たな輸出加工区が開発されたためだと考えている。経営者は他にも1社を所有しており、NTUFは現在の状況を調査している。

NTUFは国際ブランドもこの状況を留意し、経営者に国際労働基準を遵守させるよう要請した。同様に残された地元サプライヤーも経営者の動きに困惑し、未収金をどこから得られるのか思案している。

インダストリオールはNTUFと協働で、これら2社と契約があったブランドを特定し、連絡をとるよう取り組んでいる。

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