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米バローレックで組合つぶし

2013-03-28

 バローレック・アンド・マンネスマン(VM)・スター社の米鋼管工場経営陣は、インダストリオール加盟組織の全米電機ラジオ機械労組(UE)組合員に対して組合つぶし戦術を用いている。

 バローレック・グループ企業のオハイオ州VM鋼管工場の労働者は昨年、UEに組合組織化の支援を求めた。経営側は直ちに組織労働者に対抗し、組合活動に干渉し始めた。

 工場の監督者は、組織化活動を続ければ職を失うことになるとほのめかし、組合びいきの指導者を脅した。これはインダストリオール・グローバルユニオンがグローバル枠組み協約を締結した企業に期待されるような行動ではない。バローレックは協約で、労働組合に加入して団体交渉に参加する全従業員の権利を明確に承認している。

 バローレック経営陣は、バンテージ・ポイント・アライアンスと労働関係研究所の組合つぶしコンサルタント、M・バネッティを雇った。バネッティはLinkedInの公開プロフィールで、組合のない労働環境を維持する技能を自慢している。労働関係研究所は「成功保証パッケージ」の提供で有名だ。つまり、労働者の組合結成努力を阻止できなければ料金はいらないということである。バネッティは工場で聞きたくもない話を聞かせる会合を開き、組合に関する誤情報を流したと言われている。

 インダストリオール・グローバルユニオンはフィリップ・クルーゼ・バローレック社長に書簡を送り、同社の反組合的な行動に対する懸念を表明した。「バローレックが組合結成の試みに対して中立的な立場を取るよう求めます。プロの組合つぶし屋を雇うのは中立的な行動ではありません。バローレックがこのような行動をやめて、労働者が自ら決定を下せるようにすることを求めます」

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