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第159号インダストリオール・ウエブサイトニュース(2023年9月22日)

グローバル・ユニオン、ミャンマー国民統一政府の代表と会談

2023-06-16

【JCM記事要約】

  • インダストリオールは、ITUC、BWI、ミャンマー国民統一政府(NUG)人権省のミョー・ミン大臣との会談を行い、民主主義の回復を実現させるため継続した支援を約束した。
  • インダストリオール・ケマル書記次長は、軍事政権が権力を掌握してから2年になる今もなお、インダストリオールとして、正当性がない政府を孤立させるために包括的経済制裁が緊急に必要とされていることを力説し続けている、と述べた。

2023年6月16日:インダストリオール・グローバルユニオン、ITUCおよびBWIは6月14日、ミャンマー国民統一政府(NUG)人権省のミョー・ミン大臣と会談し、同国における民主主義の回復を目指す闘争を支援し続けると誓った。NUGは民主的に選ばれた政府だが、2021年2月の軍事クーデターで転覆された。


アウン・ミョー・ミン大臣は、グローバル・ユニオンがNUGの承認ならびに軍事政権に対する経済制裁の強化を要求するために、世界の労働組合運動を結集しようと努力していることを称賛した。

軍は次第に支配力を失っており、領土の52%はもはや軍の支配下になく、強靭な市民的不服従運動が軍事政権に抵抗している、と大臣は述べた。

軍はロヒンギャの大量虐殺という罪を犯している。政権は現在、民衆を殺戮しており、国民を敵とみなしている。国軍は領土を失っているが、制空権を持っており、これを利用して一般市民に対する空襲を実施している。

軍に利益を与える財源を完全に断ち、不可欠な必需品とサービス(特に航空燃料とSWIFT決済ネットワーク)へのアクセスを与えないようにすることが最も重要である。軍は受け取った外貨を使って武器や弾薬を購入している。

 「インダストリオールは他のグローバル・ユニオンとともに、民主主義運動への支持を改めて表明した」とケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は言う。

「軍事政権が権力を掌握してから2年になる。私たちは、正当性がない政府を孤立させるために包括的経済制裁が緊急に必要とされていることを力説し続けている」

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