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第162号インダストリオール・ウェブサイトニュース

GMインディア労働者、雇用保護を求めて闘争

2023-10-05

2023年10月5日:統一労働者連盟を通じてインダストリオールに加盟しているインドのゼネラル・モーターズ従業員組合は10月2日に無期限デモを開始し、売却されるゼネラル・モーターズのタレガオン工場の労働者を現代自動車インドが受け入れることを要求した。


ゼネラル・モーターズ(GM)・インディアには、タレガオン工場で波瀾万丈の労使関係史がある。2020年12月、政府が閉鎖申請を却下したにもかかわらず、GMインディアは同工場で生産を停止した。2021年7月には、経営側が一方的に決定した最終的解決である自発的離職制度とわずかな報酬の受け入れを拒否したあと、1,000人を超えるGM労働者が不法にレイオフされた。

この関連で労使双方が何件かの訴訟を起こしている。昨年9月、ムンバイ最高裁判所は組合に有利な判決を下し、労働者の削減を不当労働行為とみなした以前の裁判所命令に異議を唱えるGMインディアの申し立てを棄却し、同社に対し不当解雇された労働者1,086人に給料の50%を支払うよう指示した。

しかし、マハラシュトラ州政府が韓国の自動車メーカー現代へのGMタレガオン工場資産の売却を承認したことで、風向きが変わった。両社は資産購入契約を交わしたが、買収を完了するには、さまざまな政府機関からの規制認可や、補償を受けたことを表明する労働者からの異議なし証明書など、一定の条件を満たさなければならない。

今のところ、現代インディアは現労働者の受け入れについて何も示していない。

ゼネラル・モーターズ従業員組合はムンバイ最高裁判所に新たな申し立てを提出し、ゼネラル・モーターズのタレガオン・プネー工場の現代への譲渡に異議を唱えている。裁判所は申し立てを認めており、判断待ちである。

先行きが見通せない中、組合は10月2日に無期限のリレーハンガーストライキを開始した。毎日20人の労働者が、GM工場がある産業開発地域の入口に座り込んでいる。

キショール・ソムワンシ統一労働者連盟会長は言う。

「労働者の雇用保護を保証しているGM経営陣との以前の協定を尊重しなければならない。州政府は関係者全員との合意を求める私たちの要請を繰り返し無視したので、私たちとしては抗議するしかない」

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