新着情報(機関会議報告-定期大会)

第59回定期大会(2020年9月1日、Web開催)

2020年10月02日

初のWeb開催

2021年度運動方針を審議・決定
髙倉議長・浅沼事務局長を軸とする新役員を選出

金属労協(JCM)は、2020年9月1日(火)午後13時30分から第59回定期大会を開催した。今大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初となるWeb会議システムを使用しての開催となった。審議事項では、第58回定期大会で確認したとおり2021年度の1年間を運動期間とし、「2021年度運動方針」を審議・承認した。また役員改選も行い、高倉議長・浅沼事務局長を軸とする2021年度役員を全会一致で承認し、新年度がスタートした。

大会議長団を務めた
宮澤代議員(右)、大川代議員(左)

 
第59回定期大会は、招集代議員142名のうち141名(委任状なし)、役員25名がWebで参加した。女性代議員は5産別で45名(31.9%)が参加、150名以上がYouTubeを通して傍聴した。大会の司会進行役である大会議長団は、宮澤典子(自動車総連)・大川宗久(全電線)両代議員が務めた。

 1.議長挨拶、来賓挨拶

挨拶をする髙倉議長

 冒頭、金属労協を代表して髙倉明議長が以下の通り挨拶を述べた。
(以下、要旨)

 コロナ禍によって未だに移動の自由が奪われた状況も続いており、これまでの保護貿易主義・自国第一主義の流れが、さらに加速する懸念がある。加えて、市場経済至上主義や市場原理主義の行き過ぎによる弊害も顕著になりつつある。これに対抗するためには、コロナ禍で一層顕在化してきた格差拡大などの負の部分を是正し、国際的に健全な市場経済体制を築きあげ、公正・安定と効率を調和させるバランス感覚を世界が取り戻す、力と英知の結集が必要だ。そのためにも、世界中の製造に係わる労働者が集うインダストリオールでの連携をさらに強化していきたい。
  これまでも幾多の自然災害や経済危機などの困難な状況を、金属労協に集う仲間の知恵と努力で克服し、それぞれの危機をその後の改革の起爆剤にもしてきた。厳しい環境だからこそ、時代認識に立った明確なビジョンを掲げながら、新たな試み「改革と創造」に皆さんとともに果敢に挑戦していきたい。
(→2020金属労協第59回定期大会・議長挨拶

 Web開催のため、インダストリオール・グローバルユニオンのヴァルター・サンチェス書記長からはビデオメッセージを、連合の神津里季生会長からは文書で祝辞をいただいた。

2.報告事項

 報告事項として、「一般経過報告」(市川佳子事務局次長)、2020年春季生活闘争「闘争経過報告」(倉永誠史事務局次長)、「2020年度会計決算報告」(市川佳子事務局次長)、「2020年度会計監査報告」(坪田英明会計監査)を報告した。また、2015年度から議論を重ねてきた金属労協の目指すべき組織と活動のあり方、将来を見据えた新たな方向性について取りまとめた「組織財政検討プロジェクト答申」(浅沼弘一事務局長)を報告した。

3.審議事項

第1号議案「2021年度運動方針の件」

運動方針を提案する浅沼事務局長

 第1号議案として「2021年度運動方針」(浅沼弘一事務局長)を提案、加盟5産別から原案賛成の立場で意見・要望が述べられ、それらに対し浅沼事務局長が本部答弁を行った。その後、全会一致で「2021年度運動方針」を承認した。
(→2021年度運動方針HTML版



 

第4号議案「役員改選の件」

 第4号議案「役員改選の件」について金子晃浩役員選考委員長(自動車総連)から経過説明をするとともに2021年度役員の氏名を読み上げ、提案した。高倉明議長・浅沼事務局長(ともに再任)を軸とする2021年度役員を全会一致で承認した。
(→2021年度金属労協役員一覧

その他の議案

 以上の審議事項のほかに、第2号議案「2020年度一般会計剰余金処分」、第3号議案「2021年度会計予算」、第5号議案「役員選考委員会設置の件」、第6号議案「顧問および政治顧問委嘱の件」を提案し、全会一致で承認した。

 退任役員挨拶

退任挨拶をする野中副議長

webで退任挨拶する岩本副議長

今回の大会をもって退任される6名の方々を代表して、野中孝泰副議長、岩本潮副議長が挨拶をした。退任役員は以下のとおり。 

  副議長  野中孝泰 電機連合
  副議長  岩本 潮 全電線
  常任幹事 松原 稔 電機連合
  常任幹事 奥 千穂 電機連合
  常任幹事 林 典子 JAM
  常任幹事 斎藤大輔 全電線