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第158号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2023年7月5日)

青年アカデミー、東南アジアで活動家の強力なネットワークを構築

2023-03-27

【JCM記事要約】

  • インダストリオールとFES東南アジア青年活動家リーダーシップアカデミーによる3年間の訓練の結果、アクション・プランやキャンペーン計画、若年労働者の技能強化計画が生まれた。青年アカデミーではオンライン会合も開催され、変化する仕事の世界、多国籍企業と労働者の権利について議論が行われた。
  • 3月にはフィリピンにて初となる対面セッションを開催。参加者はフィリピンの各地を見学しながら各自の国の歴史を青年活動と関連づけ、政治における青年の影響力の強さを痛感することとなった。さらに仕事の概念や新しい労働形態、公正な移行、青年方針についても議論を行い、6月の青年委員会と合わせ、ソーシャルメディアキャンペーンとフラッシュモブを行うことを決定した。

 

2023年3月27日:インダストリオール-FES東南アジア青年活動家リーダーシップアカデミーでの3年間の訓練によって、地域の若い労働組合員のネットワークと彼らの要求が強化された。
                                                      

訓練の結果、インダストリオール青年決議をもとに作成された具体的なアクション・プラン、労働組合活動の全レベルで若年労働者を増やすためのキャンペーン計画、効果的な交渉者になるための若年労働者の技能強化、ジェンダーに基づく暴力とハラスメントをなくすためのキャンペーンが生まれた。

青年アカデミーはCOVID-19パンデミック下でオンライン会議を開き、変化する仕事の世界、多国籍企業と労働者の権利、貿易協定と社会的公正、ジェンダーに基づく暴力の根絶について議論した。

「東南アジア青年アカデミーを続けた結果、集団で議論・行動する強力な活動家のネットワークが構築された。この将来の組合指導者たちが、効果的に組合を運営して互いに支え合い続けるために、十分な能力を身につけてくれることを期待している」とインダストリオール・グローバルユニオンのサラ・フローレス青年担当コーディネーターは述べた。

3月13-16日にフィリピン・マニラで初の対面セッションが開かれ、インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピンから若年労働者が集まった。

参加者はボニファシオ記念碑とサンチャゴ要塞を見学、フィリピンの解放闘争からインスピレーションを受け、各自の国の歴史を青年活動と関連づけ、政治課題において青年が重要な役割を果たすことを認識した。

会議室に戻って、仕事の概念や新しい労働形態、公正な移行、組織化・キャンペーンを中心に活発に議論した。若い労働組合員たちは青年方針についても議論した。

「今後も若年労働者を組織化していかなければならない。組合は、職場ですべての若年労働者の少なくとも10%を組織化することを目標に、青年向け訓練モジュールと組織化キャンペーンを開発すべきだ」とインダストリオール東南アジア・東アジア・太平洋青年作業部会のインタン・インドリア・デウィ書記は述べた。

参加者は、6月19日のインダストリオール・グローバル青年会議と併せて、ソーシャルメディアキャンペーンとフラッシュモブの企画を決定した。

「組合は若者の未来に関する交渉に若年労働者を参加させるべきだ。青年活動家向けに交渉訓練を行う必要がある。すべてのインダストリオール加盟組織に青年決議を周知させなければならない」とインダストリオール東南アジア・東アジア・太平洋青年作業部会のジーン・フェイ・ダグマン共同議長は述べた。

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