韓国の組合との連帯が必要
2023-05-18
【JCM記事要約】
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2023年5月18日:韓国の組合は当局による激しい弾圧にさらされており、労働法の限定的定義によって日常的な労働組合活動が違法とされている。KMWUは5月31日に警告ストを呼びかけている。
ユン・ソンニョル大統領の組合バッシング発言や検察・警察の不法な利用による組合攻撃が生み出す雰囲気は全国の職場に広がっており、労働組合員への暴力的な攻撃が激化している。
5月4日、現代自動車とBMWのサプライヤーであるILJIN Hysolusの管理者が、自分の車で現地の労組幹部たちに突っ込んで3人にぶつけ、組合の副議長に重傷を負わせた。
メーデーには、韓国建設労組(KCWU)支部長のヤン・ヘドンが、労働組合員に対する政府当局の嫌がらせに抗議して悲惨な焼身自殺を図った。その嫌がらせの被害者の1人だったヤンは、残念ながら重度の火傷の合併症で亡くなった。
5月17日には、約4万人の労働組合員がソウルに結集し、ユン政権に抗議した。
グローバル・ユニオン評議会は、韓国における労働組合の合法的活動と労働者の権利に対する最近の攻撃や司法による嫌がらせ、干渉を非難している。
組合に対する組織的キャンペーンに対応して、インダストリオール加盟組織KMWUは5月31日に4時間の警告ストを指令。組合員に対し、4時間ストに入ってソウルはじめ各地で街頭に繰り出し、政府に現在の労働権・組合攻撃の中止を要求するよう呼びかけている。
KMWUは政府に、組合に対する嫌がらせを即時中止し、労働者の権利が保護される建設的で安定した労使関係を確立するよう強く促している。
「韓国政府は組合のマイナスイメージを広めており、これは労働者に有害な結果をもたらしている。組織化は権利であって犯罪ではない」とアトレ・ホイエ・インダストリオール書記長は言う。
インダストリオールは、韓国の組合が現在さらされている恐怖と脅迫の蔓延に終止符を打ち、世界中の加盟組織に連帯キャンペーンへの参加を求める闘いにおいて、KMWUを支援している。