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第159号インダストリオール・ウエブサイトニュース(2023年9月22日)

労働組合 vs LGBT嫌悪

2023-05-11

2023年5月11日:5月17日は国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(IDAHOBIT)で、労働組合がLGBTI労働者と連帯し、多くの人々がさらされ続けている差別と暴力に対する認識を高める機会である。


インダストリオールは、労働者5000万人を代表するグローバル・ユニオン・フェデレーションとして、性的指向やジェンダーアイデンティティー、ジェンダー表現に関係なく、すべての労働者にとって安全で包括的な職場を確保する責任を負う。これは基本的人権であるのみならず、生産的で調和した作業環境を生み出す重要な要因でもある。

グローバル・ユニオン評議会(CGU)は全加盟組織に対し、国内外でLGBTIコミュニティーへの支援を表明するよう呼びかけている。例えば、LGBTI労働者が直面している問題に対する認識を高めるための行事や活動の企画、啓発資料の配布、連帯表明や関係構築のための現地LGBTI組織との提携などが挙げられるだろう。

5月17日16:00(中央ヨーロッパ夏時間)にウェビナーが開催される。

ウェビナーに参加・登録:労働組合 vs LGBT嫌悪

講演者には、アメリカのLGBTI権利擁護運動の指導者で組合オルグのクリーブ・ジョーンズや、インダストリオール・グローバルユニオン加盟組織タイ産業労働組合総連合(CILT)のビパワン・ボクサンテアなど他の労働組合活動家が含まれる。

「重要なのは、職場でより包括的な方針や慣行を生み出すために取り組み続けることだ。例えば、LGBTI労働者の平等な給付と保護を確保したり、差別やハラスメントにさらされている可能性のある人々に資源や支援を提供したりしなければならない」

「この日をチャンスとして利用し、活動のすべての面における平等、多様性および包摂の促進へのコミットメントを再確認しよう。力を合わせれば変化をもたらし、すべての労働者のためにより良い未来を生み出すことができる」とアトレ・ホイエ・インダストリオール書記長は言う。

LGBTI労働者ウェブサイトは、国家・地域・国際レベルで労働におけるLGBTIの権利を促進しているグローバル・ユニオンの活動を共有している。このウェブサイトは、LGBTIの権利を促進するために組合が実施している活動を共有する場でもあり、世界中の労働組合員がLGBTI問題や、自分と所属組合がより寛容で差別のない世界を構築するために実施している活動について討議するための専用スペースを提供している。

Fact Sheets

ファクトシート:

  • LGBTIの平等(よくある質問)
  • 暴力
  • 非合法化

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