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第159号インダストリオール・ウエブサイトニュース(2023年9月22日)

作業部会でグローバル資本に対抗するための戦略的アクション・プランを策定

2023-05-03

2023年5月3日:インダストリオール・グローバル多国籍企業委員会(GMC)は、4月27-28日にパリで初会合を開いた。このハイブリッド型会議には70人前後の各国からの代表者が参加し、多国籍企業関連の問題に関する戦略的アクション・プランを検討・立案した。


フレデリック・サンチェスFTM-CGT書記長が参加者を歓迎し、次のように述べた。

「多国籍企業は世界経済で大きな責任を担っており、政府より大きな力を持っている。人々に権利を与えたければ、国際連帯は必須の手段であり、そのためにはインダストリオールが必要だ」

参加者は、グローバル資本に対抗して労働組合の力を構築するために、インダストリオール関連部門の多国籍企業をターゲットとする、戦略的キャンペーンに力を入れることに合意した。この活動には、グローバル労働組合ネットワーク、労働組合権、国境を越えた連帯、集団行動の促進などが含まれる。

当該委員会では、加盟組織が労働条件や雇用保障に影響を及ぼす変化に取り組むための戦略策定、さらには現行の政策や法律の強化、グローバル枠組み協定の交渉・実施を目指すことについても合意した。

エネルギー転換はすべてのインダストリオール関連産業と私たちの生活に影響を与えるため、参加者は、再生可能エネルギー、特に太陽・風力エネルギーへの移行を支えるサプライチェーンを最優先課題として確認した。鉱業(特にクリティカルミネラル)と素材金属が重点部門として確認された。この会合は、6月のケープタウン中間政策会議でさまざまな提案をさらに策定したいという希望を表明した。

当該委員会はまた、その構成と資源を定期的に分析するために運営委員会を設置した。運営委員会は、インダストリオール副会長が選んだ地域代表で構成される。参加者は、英国ワーカーズ・ユナイティングのジョナサン・ヘイワードと、アルゼンチンUOMのマリア・ソウルダッド・カルを共同部会長に選出した。

クリスティン・オリビエ・インダストリオール書記次長が次のように述べた。

「グローバル資本は世界中で、特に生産国で弱い立場にある労働者を搾取し続けているため、インダストリオールには、グローバルな連帯・団結の強化によってこれらの猛攻撃に対応し、この委員会の作業を通して能力を構築する責任がある」

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