広報ニュース

第159号インダストリオール・ウエブサイトニュース(2023年9月22日)

グローバル青年会議、包括的な組合機構を要求

2023-06-21

2023年6月21日:インダストリオールのグローバル青年会議の代議員は、将来若い労働組合員の発言権を確保する包括的な組合機構を要求した。


アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパおよび中東の若い労働組合員40人が、6月19日にケープタウンで会合を開き、全レベルで青年機構が必要だと強調した。青年を意思決定機関に参加させる必要があり、すべてのインダストリオール委員会に統合すべきである。

青年は、組織化によってより強力な組合を構築し、雇用形態、性的指向、ジェンダーアイデンティティーに関係なく、すべての人を包摂するために尽力している。いかなる人も、ジェンダーや人種、社会的地位を理由に差別されてはならない。

気候変動の被害の地域的な不公平等を正すための行動や公正な移行のための提言に、若年労働者を関与させなければならない。若年労働者世代は、基本的な生活ニーズをめぐる社会的対立を招きかねない干ばつや洪水、ハリケーンといった異常気象の増加に直面することになるため、深刻な影響を受けるだろう。若手指導者は組合に、持続可能な産業政策を支持し、青年のために良質な雇用を創出してほしいと考えている。

若年労働者が直面する課題に照らして、代議員は組合の変革のための勧告を採択し、ケープタウンで同時開催されているインダストリオール執行委員会に伝えた。

インダストリオールが採択する青年方針案について討議した。この案は4つの優先分野を含んでいる。

  • 世界・地域青年機構の創出による若者参画の拡大
  • インダストリオール活動への若者参加の促進と青年割当人数の設定
  • 技能向上プログラムの提供による青年の権利拡大
  • 組合の日常的な議題に青年問題を統合するための戦略策定

青年会議は、地域・世界青年機構案を策定し、青年方針案にさらに取り組むために、作業部会を設置した。この作業部会は、各地域から選ばれた2人の青年代表(男女各1名)で構成される。

「私たちはインダストリオールの機構に完全に取り入れられ、意思決定プロセスに参加する必要がある。各地域で活動を実施して若年労働者問題を解決するために、適切な予算が必要だ」とジェフリー・アケディ・インダストリオール・サハラ以南アフリカ青年委員会議長が述べた。

「構造的変化には長い時間がかかる。今度は地域執行委員会の支援を求め、グローバル執行委員会でこの問題を提起する権利を与えることが重要だ」とクリスティン・オリビエ・インダストリオール書記次長は述べた。

« 前のニュース  次のニュース »