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第160号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2023年9月22日)

アメリカの労働者がグリーン雇用を求めてスト

2023-07-10

2023年7月10日:ストが3週目に入り、米国ペンシルベニア州エリーのワブテック工場周辺で強力なピケが続いている。この機関車製造施設では、労働者1400人がグリーン雇用を求めてストライキをしている。


最近の報告によると、ワブテック・エリー工場でのグリーンな機関車の生産は、産業空洞化によって深刻な打撃を受けたペンシルベニア州北西部に、数千人の質の高い新規雇用をもたらす可能性がある。

この工場では、すでにグリーンな機関車のプロトタイプが作られている。全米電機・無線・機械労組第506支部と第618支部は使用者との交渉で、エリー工場でのグリーンな機関車の生産を保証する文言を提案した。ところがワブテックは、工場から少なくとも275人の雇用を移転させると脅した。

両支部は使用者側の提示を投票で否決し、グリーンな機関車の生産を推進できるようにする契約を求めて、6月22日にストを決行した。

UE第506支部のブライアン・ピーターザック財政担当書記が言う。

「これは1400世帯が企業幹部の拝金主義に振り回されている状況だ。私たちは、悪名高いジョーンズ・デイ法律事務所による熾烈な組合つぶし戦術と闘っており、新規採用者のために家族を養える賃金を求めて闘っており、医療・眼科・歯科保険を維持するために闘っており、そして最後に、苦情をめぐってストを行う権利の回復によって企業の説明責任を求めて闘っている」

「この会社の拝金主義のせいで、我が国の気候の未来に欠かせないグリーンな機関車を製造するために会社と協力するのではなく、会社と闘わなければならないというのは残念だ。私たちが交渉でグリーンな機関車の生産を提案したのは、この事業がペンシルベニア州エリーと同州西部に数千人の良質な雇用をもたらすからだ。この会社は提案に応じなかった」

クリスティン・オリビエ・インダストリオール書記次長は言う。

「組合はワブテックに未来のためのグリーンな機関車の製造に投資させようと専念しているが、同社は組合つぶしによって極めて無責任に対応している。スト中の組合員はインダストリオールの全面支援を受けており、私たちはワブテックに対し、公正な移行の解決策を見つけるために支部と真の交渉を行うよう求めている」

7月11日に労使会合が予定されている。

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