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第162号インダストリオール・ウェブサイトニュース

スウェーデンの組合、テスラでスト警告

2023-10-18

2023年10月18日:スウェーデンで自動車メーカーのテスラが労働協約交渉に入ることを拒否しているため、IFメタルは同社の修理店に対してストライキ行動を警告している。


IFメタルは何年も前から、この多国籍自動車会社に労働協約交渉を行わせようとしてきた。それに対してテスラは、自社のビジネスモデルに労働協約の入る余地はないという態度に終始している。

「私たちの努力は実を結んでおらず、今やストライキ行動以外に選択肢がない」とマリー・ニルソンIFメタル会長は言う。

労働協約はスウェーデンの労使関係モデルの中核を成す。IFメタルによると、労働協約が適用される整備士はテスラの従業員よりも良い条件を享受している。テスラの整備士には、特に移行支援と加給年金がない。

テスラは反組合的な姿勢で悪名高く、現在、世界中の同社従業員12万人全員が労働協約の対象外で、組織化を試みるたびに使用者側の強い抵抗に遭っている。テスラの所有者イーロン・マスクは以前、組合を結成するなら報復すると言って労働者を公然と脅したことがある。

スウェーデンの組合IFメタルは世界で初めて、自社の労働者を尊重していないことを理由にテスラに対して訴訟を起こす可能性がある。合意に達しなければ、10月27日に全国7カ所でストが始まる。

アトレ・ホイエ・インダストリオール書記長は言う。

「イーロン・マスクのビジネスモデルは人権尊重を回避するものだ。彼は現在、最強の組合の1つと対立している。テスラのビジネスモデルを打破しなければならない。スウェーデンは手始めとして打ってつけの場所だ。」

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