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第162号インダストリオール・ウェブサイトニュース

現代・起亜労働者の16年に及ぶ揺るぎない連帯

2023-10-14

2023年10月14日:インドネシア・ブカシのグローバル現代・起亜労組ネットワーク会議は、全世界における現代・起亜労働者の16年に及ぶ揺るがぬ連帯を記念した。この会議は10月10-11日に開催された。


韓国金属労組(KMWU)国際局のチョン・ヘウォン事務局長が、現代・起亜労働者のグローバルな連帯の歴史を振り返り、2007年にトルコの金属労組(ビルレシク・メタル・イス)と初めて接触してから、現代・起亜労働者は献身的に支援し合い、数々の厳しい闘いを経験したと述べた。

2008年の現代自動車インド従業員組合(HMIEU)のハンガーストライキがきっかけで、KMWUと全米自動車労組(UAW)はグローバルな連帯行動を開始した。

韓国とアメリカの労働者はストを支持して資金を集め、世界規模の圧力が実を結んでハンガーストライキが解決に至った。

国際金属労連(IMF)とKMWUの支援を受けて、2009年に韓国で第1回グローバル現代・起亜労組ネットワーク会議が開かれ、KMWU、スロバキアOZ KOVO、チェコOS KOVO、インドHMIEU、米UAWおよびトルコのビルレシク・メタル・イスが参加した。

その後数年間にネットワークは、現代・起亜工場で職場のセクシャルハラスメントや搾取的な夜勤・深夜勤務・不安定雇用に直面した韓国の女性労働者の不当解雇と、現代チェコの支部組合指導者の弾圧について、この自動車会社2社を非難した。

2023年のハイブリッド・グローバル現代・起亜労組ネットワーク会議で、30人の参加者が、今後ネットワークおよび労働者の連帯を支えていくことに全会一致で合意。組合闘争の支援と交渉情報の共有においてKMWUが積極的な役割を果たしたことを評価した。

「私たちは現代・起亜労働者ファミリーの新参者として、昨年、このネットワークから多くのことを学んだ。インドネシアの労働運動は、退行的なオムニバス法との闘いに全エネルギーを集中させている。だが、私たちは各産業で労働者の力を強化するために、今後もより多くの労働者を組織化していく」とヌルヤシン・インドネシア金属労連(FSPMI)副会長が述べた。

「韓国の同志からの団体交渉情報は実に貴重であり、私は議論と通訳を通して優れた慣行について多くのことを学んだ。今後、派遣労働者や移民労働者など、より具体的な問題に焦点を絞れることを願っている」とマルティン・チェフ起亜OZ KOVO会長は述べた。

「このネットワークは、グローバルな労使関係制度を達成するために現代・起亜との社会的対話を求めて努力すべきだ。インダストリオールは引き続き、これら2社とのグローバル枠組み協定を強く要求すると同時に、各国で人権デュー・ディリジェンス法を活用する」とゲオルク・ロイテルト・インダストリオール自動車・航空宇宙産業担当部長が述べた。

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