公正な協約を求めて闘うイタリアの金属労働者に揺るがぬ支持
2025-06-20
金属労働者150万人を対象とするイタリアの労働協約の満了からほぼ1年、依然として解決に至っていない。共同で活動している3組合、FIOM、FIMおよびUILMは、さらに1日のストライキ行動を開始するしかなかった。
FIOMとFIM、UILMは2025年6月20日に8時間ストを行い、併せてイタリア全域で地域デモ行進が実施された。この行動は使用者側に圧力をかけるために欠かせなかった。2大使用者団体であるフェデルメカニカとアシスタルは、相変わらず無責任な態度を示し、全国金属協約の交渉再開を拒否している。
このストは中小企業にも広がった。組合は動員を再開し、超過労働と柔軟性の阻止を強化した。
労働者は全国で行進し、生活水準を損なう停滞や譲歩は受け入れないという明確なメッセージを送った。労働者の要求には、賃金停滞、雇用不安および不十分な職場保護への対応策が含まれる。
金属労組3団体は最初から立派に行動し、要求の採択にあたって民主的プロセスを確保するために組合員を関与させた。生産現場レベルの組合員の利益を正確に代表するプラットフォームを開発している。
FIOM、FIMおよびUILMは、使用者側が有意義な対話を拒否したことを受けてストを先導している。公正な協約の不提示は労働者の賃金と権利を脅かすものであり、不満が広がっている。
全国協約の更新は、イタリアの雇用とGDP、貿易収支のために、この重要な部門で安定感を与えて労使関係を回復させるための解決策である。改訂後の協約は、近年の生活費危機で購買力を失った勤労者世帯が、利益と生産性の公正な分配を受け取り、生活の収支を合わせることができるようにしなければならない。金属労働者は交渉再開に向けた闘いで団結している。
インダストリオール・ヨーロッパ労働組合のジュディス・カートン=ダーリング書記長は、インダストリオール・ヨーロッパ労働組合が、イタリアの金属部門で尊厳と公正を求めて闘っている加盟組織と断固連帯することを再度表明している。
「インダストリオール・ヨーロッパ労働組合は、集団で合意した賃金率を目に見える形で引き上げ、インフレ率を上回るようにして購買力を高めよ、という労働者の要求を断固として支持する。さらに、ワーク・ライフ・バランスと訓練を受ける権利の改善によって雇用の質を高めようとする彼らの努力を支援する」
アトレ・ホイエ・インダストリオール・グローバルユニオン書記長は使用者側に対し、交渉の場に戻って誠実な交渉に参加するよう促している。
「この大規模な協約の改訂は大幅に遅れている。行き詰まりを打開して現在の不確実性を解消することは労使双方の利益になる」
写真:インダストリオール・ヨーロッパ労働組合
【原文記事URL】
Unwavering support for Italian metalworkers in their struggle for a fair deal | IndustriALL